2012年6月30日土曜日

[3803] ハート

朝仕事で東側の柵のネット張りをやる。これがまったく新しいネットなので要領がよく掴めず、なかなか進まない。朝日も眩しくクソ暑い。なんか目眩がしてきたわ。熱中症になる前に個展会場に行くが、かなり眠い。
写真はお客さんが持ってきた自分ちの猫の写真。背中にハートはよくあるが、これは珍しい。うまい事デザインされるもんですね。

2012年6月29日金曜日

[3802] リラックス

今日は夏日で暑い。イゴは普段に増して騒がしい。ポチ君は椅子や座椅子にもう三回もおしっこをたっぷりやった。天気がいいから乾かすのも簡単だが、いい加減にして欲しいものだ。西側の柵とトウセンボウー柵は完成し、残すは東側だけ。すぐにもできそうなのだが、明日・明後日は土日で個展会場に出向く。それに明日から数日間、東京の友人が3人ちょっとやって来て、日曜のバラ公園での『ごろつきフェス』に参加する。毎日パーティになるだろう。柵作りはどうなるか、後回しになりそうだな。
 「イゴちゃん。はい! リラックス、リラックス」

2012年6月28日木曜日

[3801] スズメ


軒下にスズメが巣を作っている。子が生まれて糞をするようになると壁が汚れるから、去年は巣を竹で取っていたが、次の日にはまた作っていた。
今年は追いかけっこもバカらしいので、放っといて、スズメが安心したところを取ったら、卵だけでなくもう赤ピッピまでいた。SSが「可哀想だ!」と言うので、糞をするようになったらツバメの巣のように受け板でも作ってやるかと元に戻した。ツバメは虫を食う肉食で、スズメは種子などを食う草食。昨今はスズメの数も減ってもはや貴重な鳥だ。
次の日、赤ピッピが二匹地面に落ちて死んでいた。
猫にとっては大変興味深いものだから外に出たくてしょうがないんだろう。写真は網戸から「スズメー」と叫ぶイゴ。

2012年6月27日水曜日

[3800] ネット


三種類目のスイレン、スモールイエローが咲きました。でももったいないがコーヒー飲みながらゆったり瞑想している暇はないのだ。
とうとう西側の支柱にネットを張った。このネットはもっと明るい緑色だったものに黒ペンキ4リットルにつけて黒っぽくしたのだが、あんまり代わり映えしなく、ペンキも労働も無駄骨に終わった感じだ。しかし張った感じは思った以上にきれいにできたと思う。あとは下部をがっちり固めるだけだ。
西側は段差がなくまっすぐなので、それに見合った黒いネットにしようと思う。

2012年6月26日火曜日

[3799] トウセンボー柵

家と小屋の間のトウセンボー柵。小屋の壁と同じ色のペンキを塗っていて、中休みにお茶。こんな感じののんびりムードの仕事が好きなんだけど、世の中そうもいかないよな。それに左側の家の窓からはイゴが歯を剥き出して叫んでいるのだ。柵を早よ作らんと、イゴのヤツ、ただの野獣に戻りそう。

2012年6月25日月曜日

[3798] 青木繁

NHKに出た事も大きいが、『泣き猫』、このテーマがよかったのだろうと思う。連日人の入りがすごい。鈴木さんに聞いたら土日は一日200人ぐらいは来ていると言う。この間まで100人ぐらいと思っていたけど、倍も来ていたのか。という事は東北の人口をもう超えてしまっているだろう。
写真は東京からの人で、新橋にある、高校よせがきノートで有名な『有薫酒蔵』の女将さん夫妻だ。館内を案内していたら館でやった昔のポスターを見ていきなり足を止めた。なんと青木繁の絵だった。実はこの女将さん、青木繁の孫なのだ。なにかいい空気が流れた気がする。

2012年6月24日日曜日

[3797] 家畜

面白い乗りのいい太った子豚らが仙台の檻から逃げて個展を見にきて、おみくじ引いてブーブー、他のお客が通る入り口を塞いでトウセンボしていた。
僕「子豚らは、ほらほら、あっち行って」
子豚ら「え〜、なによ、ブーブー」
お客さん「すいませんね」
僕「家畜ですから、声かけたり情をかけたりしないでください。最後は食用ですので」

2012年6月23日土曜日

[3796] 魂の叫び

土曜日なので個展会場に行く。僕の作品にお札というのがあり、『大幸福』『大繁盛』など書して粘土の招き猫が付いている。『大金持ち』という直接的な願望のお札は人気がある。
質問:身体の具合が悪い大金持ちと金はあんまりないけど丈夫で元気、どっちがいい?
ほとんどの人は後者を選ぶ。だから『大丈夫』や『大元気』もかなり人気だ。
では質問2:放射能の不安で元気がなくそれを浴びて丈夫でない金持ちと経済は今のところそれほどでもないけど未来に向かって創造力に満ちた元気で丈夫な身体、今、日本はどっちを選ぶのだろう?

2012年6月22日金曜日

[3795] 支柱2


今日は助っ人が来て、支柱立ては全て終わった。図面とは違って、現場には現場だけしか見えない世界があるようで、けっこうトントン拍子に事は運んだ。
見えない土中の世界からの二センチほどの生物がポロリと出てきて、ぴくぴく蠢く。これっていったい何の蛹だろう? デヴィット・リンチの『イレーザーヘッド』が脳裏を過り、心地良さに満たされ、変な絵を描きたくなった。

[3794] 支柱


庭の西側に支柱をコンクリートで固めて立てた。風に煽られないために強度の強いガス管を組み合わせ、猫返しも付けて牛乳屋次男タカピーが溶接、高さ2メートル、最後にペンキで黒く塗った。意外ときれいに並んだ。最上川沿いの45メートルネットは無しにして、西と東のネットを川の崖に落とす方法をとることにした。コンクリート作業にも慣れ、次は東側です。
夕方、虹が家を覆いました。

2012年6月20日水曜日

[3793] スイレン2

二種類目のオパールの名のついたスイレンが咲きました。

「あんなにきれいなピンクのスイレンが咲いているのに、なぜボクを外に出さないのだ! 早くドアを開けろ! いい加減に開けろ!」としつこく迫り叫ぶイゴでした。

2012年6月19日火曜日

[3792] 柵図面

今のところまとまった柵作りの図面。横45メートルの黄色いところが柵に囲まれ、猫の遊び場となるわけですね。青いところが最上川で、紫色で囲まれたところが家です。こういうのを描いているとけっこう楽しい。これでどうだ、イゴっちめ! 今日も座布団三つにオシッコしやがった。

2012年6月18日月曜日

[3791] リード


もう、かなりのストレスで胃が痛い。実はアニニョンが死んでからというもの他の猫を家から出していない。猫は人の恩を三日で忘れると言うけど、忘れるのは恩だけのようで、外に出て縄張りに臭いをつけていた記憶はしっかりあり、しつこく外に出たがる。特にイゴは異常なほど泣き叫ぶし、至る所にスプレーしまくり。SSが座っていた後ろから髪の毛にスプレー、ひどいのは夕飯のテーブルに、危うく食事にかかりそうだった。そこでイゴに犬のようにリードをつけて縄張りを一緒に散歩。さまざまなところにスプレーしながらとりあえず1時間。帰宅、これでもう安心かと思えば、3分後、窓の前で今の散歩を忘れたように泣き叫ぶ始末だ。僕はかなりまいっている。早く柵を作らねば。

2012年6月17日日曜日

[3790] 親善大使

記念館の鈴木さんに昨日の入りの確かな情報を聞いたら、なんと180人。そして今日はそれ以上と言う。ということは山形どころか、ほぼ東北・北海道、そういえばロシアの家族もいたから、その辺り全部来たことになる。すばらしい。
写真の女子二人は東京豊島区の親善大使美少女で、ここ村山市とは友好関係ということでやって来た。鈴木さんは彼女らに鼻の下を伸ばしながら、偉そうにこの建物を説明した後、そっと僕に「KARA、来ないかな?」と言った。

2012年6月16日土曜日

[3789] 効果

昨日のテレビ放映のおかげなんだろう、今日は雨にも関わらず、100人近くのお客さんが来たから、山形の人口のほぼ半分は来てしまったことになる。来てない人の半分は土曜に仕事している観光産業の方や外食産業の方だろう。明日は日曜だから残りの人たちが来てくれると思う。
どう、いいでしょう? 人口が少ないところは意外と希望や願望がすんなり満たされるんですよ。

2012年6月15日金曜日

[3788] 親切


昨日午後、東京から仕事の打ち合わせの方々がやって来た。写真の真ん中左の輝く頭頂が仕事に厳しい僕です。
東京もん連れて、東京では食えないような美味いソバ、それからさくらんぼが食いたいと言うので、実家に寄ってさくらんぼ狩り。僕の両親が都会もんなど珍しいものだから帰したくなく、世話を焼き、泊まっていって欲しいぐらいに放そうとしない。都会もんも田舎もんの情深さに泊まっていきたくなり、帰りしな別れの涙が出そうになる。僕は「さっさと帰るぞ」と、都会もんを引き連れ、親を切る。これを『親切』という。

2012年6月14日木曜日

[3787] テレビ撮影

朝からバタバタと展覧会場に向かう。NHK山形の撮影だからだ。テレビでは久しぶりにマトモに質問に答えたと思うけど、、、知らん。
会場を後にしてアトリエに戻り、泣き猫の粘土制作している映像を撮ってもらった。制作風景の撮影は初めてのことだ。いつもは面倒なので作った振りで適当に流すのだが、今回はなんとなく乗りもよく、いけるような気がしたのだ。あと最後に家猫を撮影してオシマイ。楽しかったさ。
放映は明日昼12:15からがちょい、夕方6:10からが少々長く。

2012年6月13日水曜日

[3786] 猫睡眠

今日はめちゃくちゃ眠い。日曜のごろつき市の疲れがまだ取れないのだろう。昨日もめちゃくちゃ眠かったのに朝から草刈りを一時間、それから個展会場に出かけて人と会い、注文まで頂いてしまって、寝るタイミングを失ってしまった。そのしわ寄せもあってか、とにかくめちゃくちゃ眠い。猫ばかり作っているから、猫のような睡眠時間になってしまったのだろうか?

2012年6月12日火曜日

[3785] おばちゃん


庭の草刈りやっていたら、ひつじ屋の旦那が手みやげに珍しいビールを持ってやって来て、個展を見に行くというから、ではご一緒にと出かけたら、道に個展の看板があった。
平日にも関わらず、お客さんが思ってた以上に多かった。ありがたいもんだ。
写真は縁側に座った近所の農家のおばちゃんではありません、僕です。

2012年6月11日月曜日

[3784] スイレン

天気も見事に快晴、コバルトブルーの空に立体的な雲がぽっかり浮かび、池に映り、その中にオレンジ色のグラデーションを持った待望のスイレン、マンカラウボンの大輪の花が咲きました。あ〜〜〜気持ちいい。

[3783] ごろつき市


今日は待ちに待った『縁側ごろつき市』。僕が個展をしている最上徳内記念館の庭を只で解放して、僕のようなもの造りしている人たちが市をやる。入場料が必要な記念館でこのようなことができるのはあの鈴木さんのおかげだろう。天候にも恵まれ多くのお客さんが来てくれた。ここまで盛況になるとは思っていなかった。個展も大賑わいだった。市も個展も終え、夕方からうちの猫庭で打ち上げノンベェ畜生。楽しかったわい。

2012年6月9日土曜日

[3782] 鈴木さん

そういや昨日の鈴木さんだけど、僕の兄にそっくり。二人はお互いに似てないと言うが、兄の娘三人が鈴木さんに会って「お父さん! なんでここに?」と思わず叫んでしまった。
兄の奥さんも「あら!?」と声を漏らした。
兄の父親(もちろん僕の父親でもある)は目の前にいた鈴木さんを当然息子だと思っていたが、数分後、違うことに気付き、訝しい顔をして言葉を吐いた。
「なんで、オマエは息子じゃないのだ?」
写真はその時の父親の顔です。

2012年6月8日金曜日

[3781] 個展初日


僕の今回の作品群は『おみくじ』と連動している観客参加型なので、一般の展示会のように作品を見るだけでなく、ポエムやお金も血液のように流れる生きている展示会だ。この辺りが既成の美術展示に慣れている市営としては、面倒なんだろうね。担当の鈴木さんだけど、病気かと思えるほど話しが通じない分からん珍だが、僕の我が儘のような画風をうまく受け入れて、よくやってくれている。彼はデクノボウという偉人だと思う。

2012年6月7日木曜日

[3780] 搬入2

昨日展示できなかった作品を持って最終搬入。この間の東京の個展では、けっこう雑然自由な展示だったが、今回のは理路整然としてこの建築に合う。意外と縦横の線が目立つモダンな感じだ。こういう作品作りもいいなと改めて思った。

一階の展示場はガラスに囲まれていて、かなりきちんとし過ぎている。こういうのもたまにはいいが、自分に似合うのだろうか? 初日は立派なヒゲと高価なスーツでも着ようか。

2012年6月6日水曜日

[3779] 個展搬入

今日は明後日から始まる最上徳内記念館での個展『泣き猫ーまことに福祉』の展示。

久しぶりに泣き猫100体を見たが、こんな面白いものだったんだと他人事のように新鮮に感動してしまった。会場の雰囲気も好きだ。これはいい展示会になるな。みなさん遠くからでも遠慮せず来てください。

2012年6月5日火曜日

[3778] 柵


いきなりわかった! うちの猫は今までに6匹死んでいる。内二匹はアニニョンから生まれたばかりで弱くて死んだ。そして家のアトリエのモデルになったチャイは老衰。ゆっくり君にヨンダイ、そして今回のアニニョンの三匹は交通事故死だ。つまりチャイはたまたま運が良かっただけで、全て交通事故死なんだ、ということ。
今生きている猫が将来、交通事故死になる確率はかなり高いわけだ。何しろ数匹は外出好きな猫だ。これは道路に出ない防御策をとらないと明日、明後日、また悲しい目に遭うかもしれない。
さっそく猫の寸法、図面を書いて、鉄のパーゴラを作ったタカピーとカッコいい柵を作ることの相談。

2012年6月4日月曜日

[3777] アニニョン2

アニニョンの写真を探そうとアルバムを見ると泣けてくるので、昔描いたアニニョンの絵を額装する。アニニョンは神奈川時代、遠くまで行くし、帰ってこないこともしばしばあるので、そのため首輪をはめて住所と電話番号、交通安全のお札、それに必ず帰ってくるようにとカエルのキーホルダーをつけていた。ここに来てからは田舎だから安心して首輪はつけていなかった。だからこんなことになったわけではない。とにかくいつも心配の猫だったのだ。

2012年6月3日日曜日

[3776] 安らかにアニニョン


今朝、アニニョンが死んだ。
玄関の植物に水をやりに出たら、近所のいつもよくしてくれるおじいちゃんが道路で猫が死んでいると言う。道路にいってみるとアニニョンが車に轢かれて無惨に死んでいた。9歳になったばかり、予測も予感もなく、あまりに不意だった。死体はまだ暖かく、庭に持ち帰り、暫し号泣。いつもアニニョンに甘えていた娘のマッピョが可哀想だ。いつも抱きしめてアルファ波を与えてもらっていたSSが可哀想だ。
ネムノキの根元に埋めた。もっと長生きして欲しかった。
アニニョンは家猫の住居側のモデルで、今、カモマイルがアニニョンに向かって満開です。

2012年6月2日土曜日

[3775] うたたね

旅の疲れが出たのか、テレビを見ながら寝てしまったようだ。なんとピニャモも足を伸ばして同じような格好で寝ていた。ういヤツじゃ、可愛いヤツじゃ。

2012年6月1日金曜日

[3774] 東京

伊勢の帰りに東京による。いい加減で片付けができない心広い何も気にしないザバネェチャン。飼い猫の名前は主人の何も考えてない性格が出ていて、『ニャ〜』。背中が白いのが気になる。一般的な白黒ぶち猫というのは、うちのイゴのように背中を黒くするんだけど、この猫の模様を作った天のアーティストは、やはり主人の性格と同じように、途中で面倒になって地の白色のままにしたようだ。

[3773] 伊勢エビ



作品を赤福10代目に見せたが伊勢エビがちょいと違うと言う。作品は猫が伊勢エビを持って酔っぱらっているもの。考えてみれば、伊勢エビなんてものはちゃんと見たことがない。食ったことがあるのに、ちゃんと見てなかったことに、アーティストとして実に不甲斐ないと感じた。
オーナーが本物の伊勢エビを食っていけと言う。朝から、写真上は活け造りでピクピク動いていた。右上は揚げ、下が茹で、それプラス活け造りの頭を焼いたものなど食わされた。
もうエビなんか食いたくないわ!