2012年7月7日土曜日

[3810] 渾沌の死

今回の個展は2003年に東京の下町のギャラリー三つで同時開催した『こんとん祭』というものに始まり、名古屋など回って、今回の山形で4回目。
きっかけは2500年前の荘子の詩に『渾沌の死』という短い詩があり、若い時にそれを読んで大感動した。詩の内容は要約すれば「神様を人間が殺したような話し」、自然を破壊する人間へのメッセージだ。
僕は人間が殺した渾沌様の葬式をちゃんとやってあげなければと『こんとん祭』のアイデアが浮かんだ。悲しみで人間と神の間にいる猫が泣いているのです。人の中の神のような心も泣いているのです。
 今騒がれている原発稼働はこれから先ほぼ永遠に渾沌様を殺し続けるようなものではないだろうか? 可哀想に・・・・

0 件のコメント:

コメントを投稿