2014年2月19日水曜日

[4402] 畏敬の念

やっといつもの冬到来ですな。雪掻きも終え、吹雪に顔を当てながら思う。
 もともと日本人の精神には『大自然に対する畏敬の念』が深く根付いている。その畏敬の念が基本となって、美しい自然風景を守ってきたし、他所の国にないバラエティ豊かな食文化を作ってきた。科学文明や経済や誇りも大切だろうが、根本の畏敬の念を蔑ろにしちゃいけないと思う。
 人は生きている間、無尽蔵にあると思っているのか、自然をたくさん破壊する。でも大自然という母親をいたぶり蔑ろにしている限り、精神的な安らぎはない気がする。
 僕らは大自然から生まれ、そこに還る。つまりそこが原点で、そこが未来なんだ。今この瞬間もずっとそこに居る。国にいるというより大自然の中に居る。だから尚のことそこが大事だ。
 誰だって生きている間、一度くらいは安らぎを経験したことがあると思う。それってつまりは、そこにふと全身全霊を踏み入れた時なんだと思うよ。

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