2014年10月26日日曜日

[5051] コップの水

写真はおしめの交換ではないよ、バブバブ。
 粘土の大作が思ってた以上に早く乾きつつある。これは今のうちにやらねばと中身の粘土をほじくる。ほじくらないと焼いた時に爆発するのだ。作品が大きいので時間がかかる。普通ならのんびり一日がかりの仕事なのだが、今日は他にやることがあるので焦る。
 終わってふと思った。『のんびり』ってのは世知辛い働きアリの日本人には大変いいものと思っていた。しかしたまには時間に追われる『せわしない』ってのもいいと。余計なこと考えないし、テキパキと事を運んでいくので、無駄がなく、充実した時間を過ごしているような気になる。
 しかしあくまで、たまにだ。これがいつもになると心に余裕や空間がなくなる。
 心の空間とはコップの水と似ている。コップにいつも水を満たしていたら、水はそのうち腐って飲めなくなるし、空にならねば他の新しい感覚の飲み物が飲めない。

0 件のコメント:

コメントを投稿