2017年1月30日月曜日

[5878] 猫の首っ玉

●猫の首っ玉
 客人が来た。チョコビッチが彼の座っていた椅子に噛みついた。これはうちでは日常のことだ。なんと、彼はチョコの首っ玉を掴んで、さも猫の扱いに慣れているように持ち上げ抱いて撫でた。この行為は僕の気分を害した。しかし悪気はない人なので放っといた。でもちょいと気になったので考察。
 この家にいる猫は僕にとって大事な息子や娘だ。猫を飼っててもただの装飾品としての猫やその性質からネズミ退治としての猫やただ家に居着いてしまって居るだけという感覚で猫を飼っている人には、拾ってきたただの猫が我が子というこの感覚は理解できないのかもしれない。国が国民を兵士や労働者として扱い個人としては重要視してないように、チョコは彼にとってただのその辺りの猫に過ぎないのだろう。解らないでもないが、この家は猫の形だし、僕は20年以上のキャリアを持つ猫作家で、数多くの猫を飼って、どれだけの猫の情報を得、どれだけの猫の死を見つめ、どれだけの猫の詩を詠ったことか。僕が普通の人より猫に思い入れが深く、猫そのものに詳しいことは解る筈だ。些細なことだけど、とても重要なのが、あなたの考えがどこでも通じるわけではない。世界にはいろんな専門家がいるわけで「郷に入っては郷に従え」を知ることだ。
 注意しておきたい。猫の首っ玉を掴むのはそれは悪しき習慣だ。子猫の首っ玉を掴むのは子猫を守ろうとする母猫だけだ。それにそれは子猫の場合で、大人の猫の首っ玉を掴むのは、それの上位に立とうとする意識、もしくは最悪の場合、動物の最大の弱点に攻撃、食らいつく猛獣の遣り口だ。


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