2018年4月15日日曜日

[6318] 擬態

●ミメーシスmimesis(擬態)
『ぬわずぐるみ』は見せかけの縫いぐるみだ。これは生物でいうところの擬態のようなものだろう。擬態をもう一センチ高めた意識で考察すると、『輪廻転生』もそのような概念に思える。今いる僕というこの形態は何かがたまたまこの世で生きるために擬態した姿かもしれない。死後、人がステップアップした次のクラスに擬態するには既知の生物に戻ってはいけない。右・左と未知へ一歩一歩進むのが人生だから、死後だって戻らない。戻ったら幽霊だ。
 次に擬態するならもっと高級な知性と感性が備わった未知のかっこいいものがいい。
 『ぬわずぐるみ』の感覚は僕の中では未知へ一歩進んだものに思える。
 この感覚は体全体に浸透し、満たされ、次の未知なる扉を開けるだろう。

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